FXチャートの支持線と抵抗線が大事
公開日:
:
最終更新日:2015/10/10
FXのテクニカル手法
チャート分析をする際に、支持線と抵抗線を分析しておくことが大事です。
支持線は、下値指示線やサポートラインとも言い、チャートの安値を結んだ線になり、抵抗線は、上値抵抗線やレジスタンスラインとも言い、チャートの高値を結んだ線になります。
高値や安値を結んだ線と言っても、チャートには、たくさんの高値や安値がありますが、この場合の高値と安値は、これまでに、「ある価格帯」でレートが「何度か止められた価格帯」での高値や安値になります。
レンジ相場(もみ合い状態)で言いますと、レンジ相場は、何度か上昇と下降を繰り返して、上下していき、レンジ相場になりますが、例えば、ドル/円で、上昇して、87円で上昇が止まって、今度は下降して85円で下降が止まり、また上昇して、87円で上昇が止まり、また下降して、85円で下降が止まったら、上昇時に、87円で2回止められてますし、下降時に85円で2回止められたことになります。
何度かその価格帯で止められる
すなわち、この例の場合ですと、上昇時に2回上昇が止められた87円が、抵抗線(上値抵抗線、もしくはレジスタンスライン)になり、下降時に2回下降が止められた85円が、支持線(下値指示線、もしくはサポートライン)となります。
そして、抵抗線(上値抵抗線、もしくはレジスタンスライン)や支持線(下値指示線、もしくはサポートライン)は、レンジ相場だけではなく、色々な場面で意識されます。
この「意識される」とは、この上値抵抗線や下値指示線を意識する投資家が多く、上昇していて、「上値抵抗線にレートが到達したら、ショートエントリーしよう」と考えたり、「上値抵抗線にレートが到達したら、もっているロングポジションを決済しよう」などと考える投資家が多くいるので、上値抵抗線や下値指示線に、レートが到達したときに、上値抵抗線や下値指示線で、レートが逆の方向に転換するのです。
ですので、チャートを見るときには、必ず、上値抵抗線と下値指示線を意識するようにしてください。

スポンサーリンク
続けて読んでおきたい
・ビクトリーメソッドアドバンスは勝てないのか
・ドラゴンストラジーFXの評判
関連記事
-
-
HLバンドは順張りと逆張りの使い方が可能
HLバンドは順張りと逆張りが可能な、テクニカル指標です。 HLバンドは、リチャードドンチャンと
-
-
下値遊びと三羽烏のチャートパターン
下値遊びと三羽烏を紹介します。 「下値遊び」は、上放れタスキと上値遊びの記事で紹介した、上値遊
-
-
FX相場のトレンドの転換を判断するには
トレンドの転換を判断するには、前回の高値や安値を目安にするとよいでしょう。 トレンドの転換とは
-
-
上放れタスキと上値遊びのチャートパターン
上放れタスキと上値遊びを紹介します。 「上放れタスキ」は、上昇相場の初期に、上方向に窓をあけて
-
-
酒田五法という江戸時代のローソク足手法
酒田五法という江戸時代の手法があります。 酒田五法は、江戸時代の中ごろ(1700年代)に、米相
-
-
アルーンインディケーターの使い方
アルーンインディケーターで、トレンドを探ったり、相場の転換点などを分析することができます。 ア
-
-
為替のカギ足チャートは線の屈折で値幅を表します
カギ足は線の屈折で値幅を表わす、一風変わったテクニカル指標になります。 カギ足は、ポイント&フ
-
-
FXはボリンジャーバンドで勝てる
ボリンジャーバンドは、統計学を元に作られた指標で、FXの世界では、移動平均線と並ぶ、とても有名な分析
-
-
三手放れ寄せ線と捨て子線(上げ)のチャートパターン
三手放れ寄せ線と捨て子線(上げ)を紹介します。 「三手放れ寄せ線」は、上昇相場において、上昇方
-
-
FXの練行足は分かりやすい非時系列チャート
練行足はエントリーサインが分かりやすい、非時系列チャートと呼ばれるテクニカル分析指標になります。
スポンサーリンク
- PREV
- FX相場のトレンドの転換を判断するには
- NEXT
- FXチャートにトレンドラインを引いてみましょう